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呼吸器・集中治療医Dr. Maedaの武者修行 in Alabama(30)
講座だより
呼吸器・集中治療医Dr. Maedaの武者修行 in Alabama(30)
「Faculty Schedule」
毎年、年度後半になると次年度の計画を立てるためスケジュールのリクエストがあります。ローテーションに関しては以前も書いたことがあると思いますが、大きな病院、組織であるためいくつも種類があり複雑です。週替わりで回しているローテーション(平日・週末)Tele-ICUの時間外のシフト、Continuity Clinic (継続外来) のスケジュールを別々でリクエストするようになっています。
まず、週替わりローテーションはMET (Medical Emergency Team), Medical ICU (日勤4チーム, 夜勤は全チームのカバーとMET兼任)、Highlands ICU, Pulmonary Floor, Pulmonary Consultが入院患者の診療担当、ほかにTele-ICU日勤 (3種類) 、外来ローテーションとして①Pulmonary Faculty Clinic (メインの外来の初診・sick visit + Fellowの外来の監督)+PFTの所見をつける担当、②関連施設の呼吸器外来3か所(曜日ごとにスケジュールが決まっています)の担当があり、どのローテーションを何週間ぐらいやりたいか、また働けない日(休暇や学会など)のリクエストを出します。Interventional Pulmonary, ECMO, Sleep Medicineなどの専門を持って働いている同僚はこれ以外からも選択します。また、VA (Veterans Affairs) Hospital, 退役軍人病院で働いている同僚もおり、VA特有のローテーションの選択があるようです。同様に週末のシフトも組まれます。これらのシフトはClinical DirectorとMICU Directorによって組まれ、Division Director (診療科長) が最終的に管理しています。私は今年度はMET 2週間, MICU 日勤4週間、MICU夜勤 2週間、tele-ICU 2週間、Pulmonary Floor 3週間、Pulmonary Consult 3週間、PFC+PFT 2週間をやることになっています。
Tele-ICUの時間外シフトは以前にも書きましたがEvening, Surge, Nightシフトの3種類があり、上記と別システムでMedical Critical Care部門のDirectorが管理者となっています。最初に年間のシフト数の希望を出し、上記のスケジュールが出るのと同時に実際のノルマが提示されるのでそれをクリアするように自分でシフトを指定するシステムになっています。今年度は私はEvening 21シフト、Surge 14シフト、Night 7シフトがノルマとなっており、日中のシフトがない日(=研究日)に入れる時も、MICUのシフトの後にまとめて入れてしまう時もあります。
最後に外来のスケジュールですが、上記の週替わりの外来担当を除いた自分の継続外来を何回やるかのリクエストを出します。私は水曜と金曜に半日ずつ外来がありますが、事前に週替わりローテーションの内容や学会、休暇などの予定を決めておき、例えばMICU Nightのローテーションなどで外来ができない日はその旨を外来の事務員さんとClinic Directorに伝えてスケジュールを反映してもらいます。今年度は合計59回(×半日)外来をやることになっています。
年間予定が4月から5月にかけて決まってきて、あとはノルマをこなすという感じですが、これ以外に色々な会議や研究をやるための時間などが必要なのでだんだん忙しくなってきています。それでも、基本的に時間外の呼び出しはないので休みはコンスタントにとれるのと、管理職の上司がみな非常にsupportiveで助かっています。大学のFacultyは年間に23日までVacation(有給)をもらえる決まりなので、夏休みに1か月ぐらい日本に帰ることもできています。J1 visa waiverの関係でスケジュールには制約がありますが臨床メイン+研究をできるだけやるという感じでこれまでやっています。今後どうなるかは色々な要素に左右されますが研究に使える時間を増やしていきたいと思っています。
