● 左京区救急隊勉強会を開催しました

月某日、京都市左京区内の岡崎、左京、岩倉、新設された大原救急隊および東山区の東山救急隊をお招きし、合同勉強会を開催しました。

まずは新設された大原救急隊より、現在の状況の説明がありました。京都大学医学部附属病院が立地している京都市左京区は、 人口16万人で、南北に長い形をしており、北部は福井県との県境に近くまで達しています。 三千院や花脊で有名な大原救急隊が管轄する左京区北部は市の中心から遠く離れており、 Googleによると久多地区から京都大学医学部附属病院までは車で80分ほどかかるとのことですが、 残念ながらその途中にはほとんど救急指定病院がないという厳しい現実もあります。

続いて左京救急隊より意識消失発作症例の症例報告があり、続いて井手医師より搬送後の経過報告がありました。

また、新任の佐藤講師から、ダメージコントロール・サージェリーなどを含む外傷外科の講義があり、実際の症例における動画や写真の提示をしながら、 外傷救急診療の現状やその課題について講義をいたしました。 

勉強会のあとは皆で食事会を開き、大いに懇親を深めました。
救急隊の皆様には今後もお世話になることが多々あると思いますが、何卒宜しくお願いいたします。