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爆弾テロリズムへの対応に対する検討会を行いました

講座だより

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 爆弾テロリズムへの対応に対する検討会を行いました

本年2月、京都大学附属病院にて爆発物を用いたテロリズム事例があり、病院の一部および周囲を封鎖し、不審物処理を行うという事例が発生いたしました。
不審物が爆発するとの予告があり、極めて緊迫した事態となりましたが、警察指導のもと外来等閉鎖・完全退去が行われ、 また大学病院が面する東大路も道路封鎖される事態となりました。


封鎖の状況

不審物の撤去作業

11/24に当事者である警察・消防・病院(事務・看護部・医師)が一堂に集まり、緊迫した状況の中での当事者の連絡体制や病院封鎖の状況などの報告を行い、 対応の検討を行いました。
今回の事例に関し、問題点として
①事件発生時の司令機関、警察や消防との連絡役
②外来受診患者、入院患者の避難および隔離
③爆発物の搬出経路
④傷病者発生時の対応について
などがあげられていましたが、会の中でそれぞれの当事者から率直なお話を伺うことができました。


検討会の様子

京都大学救急部としても、当然なのですが初めての経験であり、検討会を通じて当時のリアルな状況をお伺いすることができ、大変有意義な会となりました。

この場をお借りして御出席いただきました左京区消防隊(左京・岡崎・岩倉・大原)、川端警察の皆さま、 京都大学医学部附属病院総務課および看護管理室の皆さまに感謝申し上げます。

(文責:西山 慶)

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