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呼吸器・集中治療医Dr. Maedaの武者修行 in Alabama(31)

講座だより

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呼吸器・集中治療医Dr. Maedaの武者修行 in Alabama(31)

 「Career Development」
UABに就職してから2年半ぐらいが経ち、臨床メインで過ごしていますが色々と仕事が増えて飽和状態になってきました。これからどのようにキャリアを進めていくか(”Career Development”)は常に考えていかなければなりません。もちろんICUや一般呼吸器外来をやっているのもやりがいがあるのですが、忙しくなるにつれてどんどん仕事内容を専門分野 (COPD) に集中させていく必要があると感じています。
秋ごろ、Career Developmentに関するワークショップに何度か参加しました。施設や国ごとで違いはあると思いますが、大学病院で勤務している場合は教授(Professor)、准教授(Associate Professor)などの大学の職位が与えられます。UABに就職するまではよくわかっていませんでしたが、昇進やTenure (終身在職権) に関してはかなり詳細な条件と審査のプロセスがあり、それに沿って仕事内容も調整し、CVに書き連ねていくことが奨励されています。大まかにいうと、Service (臨床、学会での仕事など) 、Research (研究)、Teaching (教育) の3つのカテゴリーに分けて評価され、いずれかの分野で秀でた業績をあげることで昇進につながります。Tenure (終身在職権) はAssociate Professor以上で、2つ以上のカテゴリーで秀でた業績を残したと認められた者に与えられます。

 私はNon-tenure earning trackで雇われているようですが、後から変更もできるようであまり大きな違いはないようです。最近色々振り返ることが多いのですが、赴任当初の2023年度はまずは新しい施設での臨床に慣れるのでほぼ1年過ぎたものの、COPD関連のreviewを書かせてもらったのと、幸運にも学内グラントをいただけました。2024年度はそのグラントでCOPDの臨床・Translational研究をスタートさせ、ATSやCHESTといった学会で発表することができました(manuscriptはなかなか進みませんがこれから頑張ります)。そして現在、2025年度はCOPD専門外来と呼吸器リハビリテーションのプログラムに加わったり、臨床試験に関わる医師向けのトレーニングプログラムを数週間にわたって受けたり、COPD関連の研究会のミーティングのためにWashington DC近くの街まで行ったりして、COPD関連の臨床・研究に対するモチベーションが上がっています。最近は学内のグラントに応募したりもして、どう転ぶか分かりませんが研究により時間を割けるようになるといいと思っています。これに加えてATSの委員会や、京大関連の活動も地道に進めていって何か形になるとよいと思っています。

これもTennessee州旅行の時の写真ですが、Chattanooga近くにあるRock City Gardenという山の展望台からの眺めです。ここ自体はGeorgia州なのですが、Alabama, Georgia, South Carolina, North Carolina, Kentucky, Virginia, Tennesseeの7つの州が見渡せるということで有名だそうです。

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