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当院が『災害拠点病院』に新規指定されました!! 

講座だより

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京都大学医学部附属病院が災害拠点病院になりました

平成27年4月1日、京都大学医学部附属病院が災害拠点病院の認可を受けました。これを機に、私達の教室も災害医療に対して、さらに力を注いでいきたいと思います。

災害拠点病院とは、災害対策基本法に基づいて都道府県知事が指定する病院で、府内や近県で災害が発生し、通常の医療体制では被災者に適切な医療を提供することが困難な場合に、都道府県知事の要請により、傷病者の受け入れや医療救護班(Disaster Medical Assistance Team = DMAT)の派遣を行う病院です。
災害拠点病院は、1995年に発生した阪神・淡路大震災の教訓を生かし、災害時の医療体制の在り方についての研究を踏まえて整備されることになりました。災害時において、医療機関自体も被災しますが、被災現場で最も早く医療救護活動を開始することができるので、その役割は重要です。そこで、各都道府県に「地域災害医療センター」「基幹災害医療センター」が適正に設置されることになりました。
地域災害医療センター:地震などの災害時には、多発外傷、座滅症候群、広範囲熱傷等の重篤な救急患者が多数発生します。こうした事態に対処するため、高度の診療機能を有し、被災地からの重症傷病者の受け入れ機能や広域搬送への対応機能、医療救護班の派遣機能、地域の他の医療機関への応急用資器材の貸し出し機能を有する病院です。

基幹災害医療センター:地域災害医療センターが有する機能に加えて、地域災害拠点病院を統括し、地域災害拠点病院の要員の訓練や研修を行う病院です。

平成27年4月1日現在、京都府内の災害拠点病院は以下のとおりです。

地域災害拠点病院:京都府立医科大学附属北部医療センター、市立福知山市民病院、公立南丹病院、京都大学医学部附属病院、京都府立医科大学附属病院、京都市立病院、洛和会音羽病院、国立病院機構京都医療センター、済生会京都府病院、宇治徳洲会病院、第二岡本総合病院、京都山城総合医療センター

基幹災害拠点病院:京都第一赤十字病院

(文責:小池 薫)

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