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第32回 全国国公立大学病院救急部協議会 京都にて開催

講座だより

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 第32回 全国国公立大学病院救急部協議会 京都にて開催
文責 鈴木崇生

平成23年2月10日、京都の新・都ホテルにて「第32回 全国国公立大学病院救急部協議会」が開催されました。 これは全国の国公立大学救急部門の責任医師・看護師の方々が一堂に会する会議で、今回は京都大学が当番校でした。

午前の看護部会では、山中寛恵副看護部長の御挨拶に始まり、榊喜久子師長を議長に7大学から提案された下記の議題についてグループディスカッションが行われました。


山中副看護部長

榊師長

筑波大学「国立大学病院救急部での精神科患者の受け入れについて」
金沢大学「救急部の教育体制や勤務体制」
三重大学「救命救急センターで2交替制導入後に起こる支障と解決策」
滋賀医科大学「救急部看護師に対する手当の待遇について」
神戸大学「救急部における安全な医療の提供について」
九州大学「救急外来看護の質を何で測るか」
札幌医科大学「救急部門における臨床倫理について」

午後の本会議では、冒頭に中村孝志病院長に御挨拶頂き、小池薫教授が議長を勤められました。

中村病院長
小池教授

文部科学省高等教育局医学教育課大学病院支援室室長補佐 島居剛志様より「大学附属病院における諸課題」について、 厚生労働省医政局指導課救急・周産期医療等対策室 救急医療専門官 中野公介様より「日本の救急医療体制について」御講演頂きました。 続いて東京医科歯科大学 大友康裕教授から「国立大学DMAT協議会(仮称)の設置について」の提案があり了承されました。ケーキとドリンクで休憩を取った後、 「救命救急センター化すべきか?」をテーマにパネルディスカッションとして下記の5大学の先生方に御発表頂きました。

大阪大学 嶋津岳士教授
香川大学 黒田泰弘教授
広島大学 谷川攻一教授
九州大学 橋爪誠教授
東京大学 矢作直樹教授

また、追加発言として京都大学の状況について鈴木が発表させて頂きました。さらに協議・報告事項として広島大学 谷川攻一教授から「救急科専門医育成のための各大学での取組の現状、 課題、そして将来方向性について」の提案があり、また京都大学から「全国国公立大学医学部附属病院における医師卒後初期臨床研修について」のアンケート結果報告が 山畑佳篤先生(現京都府立医科大学講師)より行われ、浜松医科大学 青木克憲教授から「国公立大学病院救急部門の標準設計について」のアンケート結果報告がありました。 その後、榊喜久子師長から午前の看護部会に関する報告があり、続いて次回当番校の千葉大学 織田成人教授より御挨拶を頂き、閉会となりました。

懇親会では小池薫教授の御挨拶に始まり、任和子看護部長にも御挨拶頂き、千葉大学 織田成人教授に乾杯の音頭をとって頂きました。閉会の御言葉は東京大学 矢作直樹教授より賜りました。

任看護部長

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