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2016年度 第6回「被ばく医療講演会」開催 

講座だより

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2016年度 第6回「被ばく医療講演会」開催

文部科学省「課題解決型高度医療人材養成プログラム」
被ばく医療シリーズ講演会第6回、『医療人に求められる被ばく医療時の対応』が2017年1月20日(金)18時より外来診療棟A会議室で開催されました。
講師は前回、前々回に続いて、京都医療科学大学教授、京都大学大学院医学研究科非常勤講師の大野和子先生にお願い致しました。

事前に配付された資料は、当院でも行われており様々な医療の領域で欠かせない治療法であるIVR(アイ・ブイ・アール)「Interventional Radiologyインターベンショナル ラジオロジー」における、医療従事者が注意すべき放射線防護について解説されたものでした。

IVRを安全に行うことにより放射線防護の基本を身につけることができます。実際に放射線障害が起こりうる領域であり、医療被ばくを最小限にする対策を理解することは、緊急被ばく医療にも応用可能な知識となります。

急性放射線症候群における潜伏期間や前駆症状などの復習を行った後、これまでの講演会で学んだ内容を活かして、医療被ばくに関する論文、チェルノブイリ原発事故や福島原発事故の甲状腺被ばく線量データ(UNSCEAR、環境省など)、放射線リスクに関する基礎的情報(内閣府)などを各々解説して頂きました。続いてのシミュレーション解析データの紹介では、放射線災害時の風向ごとの避難経路、甲状腺の線量推計、外部被ばくによる実効線量、セシウム137の降下量、「京都府マルチハザード情報提供システムによる防災マップ」などが提示されました。日頃からの訓練が最も重要な備えであるとあらためて認識させられるような内容でした。

今年度の被ばく医療講演会はすべて終了いたしました。

今後も原子力災害拠点病院として、当院では様々な部門に協力して頂きながら緊急被ばく医療チームの準備をより本格化して参ります。

(文責:森)

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