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Dr Maedaのニューヨーク奮戦記(25)

講座だより

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Dr Maedaのニューヨーク奮戦記(25)

9/2019
「Emergency Protocols」

3年目になるとCCUローテーションが入ってきます。8月後半はCCU Night Floatでした。重症患者さんが多い場合もありますが、上級医のサポートがあるのと、多くはLHC (left heart catheterization、こちらではなぜかあまりCAGとは呼びません) 後であったり重症心不全で定型的な対応でよいので無事に乗り切ることができました。

アメリカの病院ではいろいろなプロトコールがあり、多くの職種、診療科との連携が重要になります。緊急対応については慣れておく必要があります。全館放送とPagerで呼ばれて、ベッドサイドに駆け付けます。

心肺停止に対してはCode Team, そのほかの急変に関してはRapid Response Teamが呼ばれます。以前もRRTについては書きましたが、内科ResidentとCritical Care Medicine (集中治療科) のFellow / Attendingが集まりACLS / 急変対応を行います。

脳卒中疑い例ではStroke Code、STEMI疑い例ではDASH Codeというのがあり、それぞれNeurology (脳神経内科), Cardiology (循環器内科) が対応します。いずれの場合もDoor-to-needle (balloon) timeをできるだけ短く治療までいけるようにCT室、cath labなどが協同して対応にあたります。だいたいはED (救急外来) ですが、たまに病棟発症もあります。こないだはPCI後に発症した脳梗塞の患者さんがCCUに転棟になり、tPA静注を行いました。

他にはSTAR Codeと呼ばれていたものがあり(現在はSecurity Alertに名称が変わりました)、不穏で自他障害のおそれがある患者さんが発生した場合にSecurity guardとPsychiatry (精神科) が呼ばれます。こちらは身体抑制や抗精神病薬投与の閾値が高くすぐに内科でHaloperidol静注とはいかない場合がけっこうあるので、割とよくお世話になっています。

患者さんに関して以外には、Code Red(火災発生)が訓練を含め割とよくアナウンスされます。ほかには病院によっても違うと思いますが、Child Abduction(児童誘拐), Active Shooter(!)などを意味するCodeもあり文化の違いを感じます。

最近、近くのラーメン屋に行きました。Pork Buns (いわゆる角煮まん) が人気のようで、サイドメニューでよく見かけます。

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