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「第1回京都大学医学部附属病院ICLS聖護院コース」開催 

講座だより

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 「第1回ICLS聖護院コース」開催

平成27年3月15日(日)、京大病院にて第1回ICLS聖護院コースが和親会館研修室にて開催されました。 ICLSとはImmediate Cardiac Life Supportの略で、「突然の心停止に対する最初の10分間の対応と適切なチーム蘇生」を習得するための日本救急医学会認定コースです。 京大病院での記念すべき第1回のこのコースは、受講生8名、インストラクター8名とややこじんまりしたものでしたが、ディレクターの邑田悟先生を中心に各インストが周到な準備をしたうえで当日に臨みました。 当科からは他に龍野和恵看護師長、森智治先生、研修医2年目の岸森健文先生、私がインストとして参加しました。受講生は看護師、1年目研修医から経験あるスタッフの先生まで幅広い構成となりました。
最初に6分間の胸骨圧迫で体を動かした後、邑田先生の講義を挟んで、BLS、気道管理、モニター・除細動の順に実際に機材を扱いながらスキルを学んでいただきます。 お昼はサブディレクターの南麻弥先生が手 配してくださったとってもおいしいサンドイッチとスープでお腹を満たしました。
しかし午後のシナリオセッションで受講生チームは壁にぶち当たります。 1つ1つのスキルは分かっていても、チームでコミュニケーションを取りながら蘇生を進めていく流れがうまくいかない、、。 実際の現場でもよくあることですよね。そこでインストで相談し、デモ動画を見せたり易しいシナリオを繰り返すことで、最後には見違えるような見事なチームワークを発揮してくれました。 たった1日でも受講生のチームとしての成長が実感できる喜びは、インストラクター冥利に尽きます。
私はブース長という大役を仰せつかりましたが、各インストが臨機応変に動いてくださったおかげで無事にコースを終えることが出来ました。皆様、お疲れ様でした。

(文責:苛原 隆之)

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