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「集団災害セミナー 〜京都を見つめて〜」開催

講座だより

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 集団災害セミナー ~京都を見つめて~

文部科学省課題解決型高度医療人材養成プログラムのひとつとして、平成27年3月1日に京大病院で集団災害セミナーを開催しました。

司会は当教室秘書の山口さん。元プロだそうで見事なアナウンスでした。

開会の挨拶は当教室の小池教授。

右手前がArbon先生。左の3人が座長・演者を務めて頂いた高階先生、北川先生、下村先生です。

手に持って自慢しているのがこちら。

当セミナーのポスターです。実はこれ山口さんのお父様に作成して頂きました。大変きれいなポスターです。
まず最初の講演は、オーストラリアからお招きしたWADEM理事長のPaul Arbon先生です。

急性期だけでなく、復興の段階まで含めた災害対策の重要性をお話し頂きました。

座長は京都大規模災害研究会代表で京都第二赤十字病院麻酔科部長の横野諭先生です。

続いて、市立福知山市民病院救命救急センターのセンター長、北川昌洋先生に花火大会の爆発事故について発表して頂きました。

実災害の医療対応の当事者として、大変興味深いお話でした。

座長は京都第一赤十字病院の下村克己先生。

次に京都第一赤十字病院救命救急センターの副センター長、高階謙一郎先生に京都での災害事例と、災害対策の取り組みについてお話し頂きました。

京都の災害医療の中心人物である高階先生のお話を聞いて、京都の災害対策の現状を知ることが出来ました。

最後に、HuMA常任理事 顧問である兵庫県災害医療センター顧問の鵜飼卓先生に「1.17」と「3.11」に関する御講演を頂きました。

日本が経験した二つの大災害を、鵜飼先生の実体験を交えて振り返って頂きました。私たちの記憶を呼び覚まし、災害対策の重要性を再認識させて頂いた講演でした。

座長は京都大学大学院医学研究科安寧の都市ユニット特定准教授の三谷智子先生に務めて頂きました。

半日のセミナーでしたが、それぞれ大変興味深く内容の濃いお話しで、充実した有意義なセミナーとなりました。

(文責:鈴木 崇生)

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