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Dr Maedaのニューヨーク奮戦記(10) 

講座だより

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Dr Maedaのニューヨーク奮戦記(10)

6/2018 「学術活動」

 

先日一時帰国し、約半年ぶりの日本を満喫しました。もうすぐResident (2-3年目のことを1年目のInternと対比してこう呼びます) となり仕事内容も大きく変化しますが、ここからが本番です。頑張っていこうと思います。
研修の一環として、学術的な活動も多く行っています。日々の診療の中でのteachingに加え、病棟ローテーション中は毎日Noon Conferenceがあり12-1時は食事をとりながら講義を聞いたり、皆で症例検討をしたり日替わりで勉強することになっています。Resident Grand Roundというのがその一環としてあり、毎週2年目Residentが自由にテーマと関連する主要な論文を選んで発表することになっています。月1回のClinical Question Conferenceでは、病棟で担当した症例についてのClinical Questionについて簡単に調べてチームで発表します。また、週1回内科全体のGrand Roundがあり、病院内外から講師を招き様々なテーマについて講義をしてもらっています。肺癌の分子標的薬治療、新しい大腸癌のスクリーニング検査などの話があったのを覚えています。
外部の学会に演題を出す人も多いです。今年度は私はSHM (Society of Hospital Medicine) にCase Reportが通り、初めて国際学会の空気を味わうことができました。SGIM (Society of General Internal Medicine) も内科系で比較的手軽に出せるので、特にFellowshipを狙っているResidentは積極的に出して業績を積むパターンが多いです。論文化ができればなおよいです。2年目はCHEST, ATS (American Thoracic Society) といった呼吸器・集中治療系の学会にも参加していけるように地道にCase Report、後ろ向き臨床研究などできることをやっていきたいと思っています。

 

写真は日本人にも大人気のChelsea Marketです。日本に帰る際にはここでお土産を買って帰ることが多いです。

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